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【広報と広告の違い】ご存知ですか?静岡の中小企業経営者が知るべきPR戦略の基本

中の人によると、7分くらいで読めるようです。

中小企業の経営者の皆さん、こんにちは! 株式会社集客デザイン研究所の増田です。

突然ですが、皆さんに質問です。 「会社の魅力の伝え方について、どうしていますか?」 こうお聞きすると、「Web広告を出している」「求人サイトに載せている」といったお答えをよくいただきます。もちろんそれも大切なマーケティング活動ですが、もしかしたら、それは「広報」ではなく「広告」かもしれません。

この「広報と広告の違い」を理解することが、中小企業の広報PR戦略の第一歩であり、会社の未来を大きく左右するのです。

「広告」は、お金で“買う”短期決戦

まず分かりやすい「広告」から。 これは、テレビCMやWeb広告のように、「広告費」を払ってメディアの“枠”を買い、自社が伝えたいメッセージをそのまま発信する手法です。

狙ったターゲットに、伝えたいタイミングで情報を届けられるのが強みですが、継続的なコストがかかること、そして受け手からは「宣伝だ」と少し距離を置かれてしまうのが、悩ましいところです。

「広報・PR」は、信頼を“築く”長期決戦

一方の「広報・PR」。 PRとは「パブリックリレーションズ」の略で、ひと言でいえば「社会やお客様と、良好な関係を築くための全てのコミュニケーション」を指します。

例えば、「プレスリリースを作成」してメディアに配信し、新聞やテレビにニュースとして取り上げてもらうのは、その代表例です。 ポイントは、メディアという“第三者”の客観的な視点を通して、自社の活動や想いが伝えられる点にあります。

広告と違って掲載費はかかりませんが、いつ、どのように取り上げられるかはコントロールできません。効果が出るまで時間もかかります。まさに、じっくりと関係性を育んでいく、長期戦の活動なのです。

私自身、長年続けている弓道で「正射必中(正しく射れば必ず中る)」という教えを大切にしているのですが、広報・PRもこれに似ています。小手先のテクニックではなく、社会に対して誠実に、自社の価値を正しい形で伝えようと努め続ければ、必ずその想いは届き、信頼という的を射抜くことができるのです。

公的機関も後押しする「中小企業の広報支援」

この「PRの力」は、もはや特別なものではありません。 近年、全国の商工会議所や自治体、よろず支援拠点といった公적機関が、中小企業向けの「プレスリリース作成セミナー」や「広報・PR相談会」を活発に開催しています。

これは、広告予算が潤沢ではない中小企業にとって、自社の魅力を社会に伝え、持続的に成長していく上で、広報・PRがいかに重要で、かつ有効な経営戦略であるか、という社会的な認識が広まっている証拠と言えるでしょう。

広報の監督は社長。プレイヤーを育ててみませんか?

「なるほど、重要性は分かった。でも、『広報担当がいない』し、そもそも『広報のやり方がわからない』…」 そのお気持ち、痛いほどよく分かります。

ここで私が申し上げたいのは、「社長が全ての実務をやるべきだ」ということではありません。 会社のビジョンや想いを最も深く理解しているのは、社長ご自身です。ですから、広報・PR戦略という船の進むべき方向を指し示す「監督・船長」の役割は、社長にしか務まりません。

そして、監督が描いた戦略を、日々のプレスリリースやSNS発信といった具体的な活動に落とし込み、ゴールを決めるのが「プレイヤー」です。貴社の中に、そんなプレイヤー、つまり「広報担当者を育成」していくのです。

優れたプレイヤーを育てるには、まず監督自身がゲームのルール(=広報・PRの本質)を深く理解し、チームに明確なビジョンを示す必要があります。まずは社長が広報の舵を取り、社内にプレイヤーが育つ土壌を作ることが第一歩です。

もし、その戦略の方向性について誰かと話してみたい、客観的な意見が欲しい。 そう感じた時は、ぜひ私たちにお声がけください。私たちは、静岡の中小企業の広報PR支援を行うパートナーです。皆さんの会社の価値を、共に考え、言語化します。

まずは情報交換、意見交換から。そんなスタンスでご連絡いただけると嬉しいです。