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㈱集客デザイン研究所 増田隼人のプロフィール

インフォグラフィックで作ってみました

増田隼人氏 プロフィール インフォグラフィック
増田隼人氏のプロフィール写真

増田 隼人

企業の課題解決に伴走するマーケティング・コーチ

静岡県を拠点に、中小企業のプロモーション活動を支援する専門家。クライアントと共に戦略を練る伴走型の支援を得意とし、企業の広報担当者育成にも力を注ぐ。地元企業、行政、学校での講師活動も多数。

数字で見る実績

70社超

企業伴走支援

100件超

年間セッション

50

年間コーチング

10年超

マーケター経験

7年目

高校外部講師

185cm / 四段

身長 / 弓道

マーケターとしての歩み

2007年

異業種からマーケティングの世界へ。現場でプロモーションの基礎を徹底的に学ぶ。

2013年

マーケティングコンサルタントとして独立。静岡に拠点を移し、地域企業の支援を開始。

2018年

(株)集客デザイン研究所を設立。伴走型支援で、より多くの企業の課題解決に貢献。

主な実績・スキルセット

静岡県商工会ビジネスパワーアップ支援専門家

グーグル公認ストリートビューパートナー

沼津商業高校マーケティングコース外部講師

潜在意識アカデミー第3期卒業

日本ファシリテーション協会 ファシリテーションスキル

静岡県立工科短期大学1on1ミーティング、コーピングスキル

クライアントの声

「新規事業の立ち上げで、社内の意見がまとまらず困っていましたが、増田さんにファシリテーターとして入ってもらったことで、議論が円滑に進みました。おかげで事業コンセプトが明確になり、最高のスタートが切れました。」

経営者・50代男性

「何から手をつけていいか分からなかったSNS発信でしたが、伴走支援のおかげで自分の強みを活かした投稿ができるように。今ではインスタ経由で毎月安定的にお問い合わせが来るようになりました。」

飲食店経営・30代女性

「社内に相談できる先輩がいない中、企画の壁打ちから事業計画書の作成まで本当に助かりました。増田さんは、単なる先生ではなく、チームの一員として一緒に走ってくれる存在です。」

企業の広報担当者・20代女性

「自分のビジネスプランに自信が持てませんでしたが、コーチングセッションで自分の提供したい価値が明確になりました。『理論』だけでなく、ご自身の経験に基づく『リアルな話』が聞けるので、一歩踏み出す勇気が湧いてきます。」

起業準備中・40代男性

ジンジバ! 就活ホンネ会議 vol.4 オープンセミナー開催のお知らせ

【7/23開催】就活ホンネ会議 採用戦略セミナー
ジンジバ!就活ホンネ会議

ジンジバ! 就活ホンネ会議 vol.4 オープンセミナー

これからの採用活動を「選考」から
「関係性と育成」へ。

採用・人事専門のプロに学ぶ、27卒就活早期化と中小企業のインターンシップの在り方を考える採用戦略セミナーです。

今すぐ無料で申し込む

7月23日(水) 10:00-12:00 | オンライン開催

就活早期化でこんな変化を感じていませんか?

🤔

学生の準備不足

準備が整わないまま就活を始める学生が増え、自社の魅力が伝わりきらない。

🤷‍♀️

従来手法の限界

一方的に「選考」するだけの採用手法では、学生の心をつかめなくなってきた。

🤝

大手との競争

中小企業ならではの「心で繋がる採用」をどう実現すれば良いか分からない。

この変化は、採用を見直す絶好の機会です。

「選考」から「関係性と育成」へシフトする

本セミナーでは、学生一人ひとりと向き合い、信頼関係を築きながら未来志向で「育成」する、新しい採用の視点を徹底解説。大手にはない、心で繋がる採用を実現するための具体的な手法と、中小企業ならではのインターンシップの在り方を学びます。

選考

(従来の手法)

関係性

(信頼を築く)

+

育成

(共に成長する)

採用・人事のプロが直接解説

松崎秀樹氏

松崎 秀樹 氏

松崎社労士事務所 代表

都内私立大学の人事部門並びにキャリアセンターの責任者を務めた後、独立。現在は、企業の人事労務顧問や若年層採用・高齢者就業のアドバイスを行う。

特定社会保険労務士 国家資格キャリアコンサルタント

セミナー詳細・お申込み

日時
2025年7月23日(水) 10:00 – 12:00
開催形式
オンライン開催 (Zoom)
対象
中小企業の人事・採用担当者
定員
20名 (先着順)
参加費
無料
申込締切
2025年7月22日 (火)
申込みフォームへ進む (無料)

上記ボタンからお申込みください。

主催・運営

ジンジバ! 事務局 / 株式会社集客デザイン研究所

Mail: office@acd.bz | Web: https://acd.bz

【7/25開催・参加無料】これからの中小企業に求められる「企業の個性」。なぜ、あの会社には人が集まるのか?ブランディングの基本を学ぶセミナー開催のお知らせ

【7/25開催】三島市企業ブランディング醸成セミナー
三島市企業ブランディングセミナー

求職者に選ばれる企業へ。
自社の「価値」を最大化するブランディングの基本。

人材確保がますます困難になる時代。本セミナーでは、企業の「個性」や「強み」を明確にし、効果的に発信するための「企業ブランディング」の基礎を学びます。

無料でセミナーに申し込む

申込締切:7月22日(火)

人材採用に関するこんな課題はありませんか?

🤔

魅力が伝わらない

自社の強みや働く魅力が、求職者にうまく伝わっていない気がする。

🧐

他社との差別化

多くの企業の中に埋もれてしまい、応募が集まりにくい。

😥

ミスマッチが起きる

採用しても、入社後のイメージギャップから早期離職に繋がってしまう。

その課題、ブランディングで解決できるかもしれません。

三島市企業ブランディング醸成セミナーとは

本事業は、市内の中小企業が自社の魅力を再発見し、効果的に発信するための手法を学ぶプログラムです。座学セミナー、先進事例の視察、産官学連携の推進を目的とした全3回のシリーズで、貴社の採用力と企業価値の向上をサポートします。

SERIES 1/3

第1回セミナー詳細

まずはブランドの考え方の基本から。すべての土台となる重要な知識を学びます。

テーマ

中小企業のブランド価値を高めるには
「ブランドの考え方の基本とは」

講師

浅井 由剛 氏

京都芸術大学学際デザイン研究領域准教授
静岡県地域づくりアドバイザー

日時

令和7年7月25日(金)
14:00〜16:00

会場

三島市民活動センター

三島市本町3-29 三島本町ビル4階

オンライン(Zoom)

会場参加とオンライン参加を選べます

当日の流れ

14:00 セミナー開始

16:00 セミナー終了

16:00以降 希望者相談会

(会場参加者のみ / 1時間以内)

さあ、一歩を踏み出しましょう

対象
中小企業の経営者又は採用担当者
定員
会場: 30名 (先着順) オンライン: 30名 (先着順)
参加費
無料
申込締切
令和7年7月22日 (火)

🚗 お車の方へ: 市営中央駐車場をご利用ください。減免手続きをいたします。

💻 オンライン参加の方へ: お申込み名と同じ氏名でZoomにご参加ください。

主催: 三島市

このページはセミナー案内のためのサンプルページです。

社員が輝く会社は、なぜ強いのか?『人を生かす経営』の核心に迫る

昨日のつづきです。「社員がなかなか定着しない」「もっと主体的に動いてほしい」。多くの中小企業経営者が抱える、尽きない悩みです。その解決の糸口は、最新のツールや制度導入ではなく、もっと根本的な「経営のあり方」そのものにあるのかもしれません。今回は、企業の持続的成長の鍵として、中小企業家同友会が長年探求してきた『人を生かす経営』の理念をご紹介します。

人を生かす経営:理念と実践

社員は、もっとも
信頼できるパートナーである。

本稿では、中小企業家同友会が提唱する「人を生かす経営」について、その核心を探求します。これは単なる人事管理術ではなく、人間の尊厳とパートナーシップに基づく包括的な経営哲学です。この哲学は、企業の持続的な成長の原動力となる「倫理」と「戦略」という、不可分の二つの柱によって支えられています。

労使見解

倫理的な憲法。
信頼関係を築くための経営者の責任と覚悟を問う。

+

経営指針

実践のためのエンジン。
理念を具体的な行動へと転換する戦略的ツール。

成功の両輪:「労使見解」と「経営指針」

「人を生かす経営」の成功は、倫理的基盤である「労使見解」と、戦略的ツールである「経営指針」を両輪として実践することにかかっています。どちらか一方だけでは機能しません。

【倫理の柱】労使見解:信頼の礎

【戦略の柱】経営指針:未来への羅針盤

理念から生まれる、確かな成果

「人を生かす経営」は、理想論ではありません。実践することで、組織、従業員、そして地域社会に具体的な便益をもたらします。以下のグラフと事例は、そのポジティブな影響を示しています。

組織と従業員にもたらされる便益

実践企業のストーリー

課題と、その先の展望

この経営哲学は即効性のある魔法の杖ではありません。実践には困難が伴いますが、それを乗り越えた先には、持続可能な競争優位性が待っています。

実践における課題

  • ⚠️
    形骸化のリスク:経営者の言行不一致や社員の不参加により、理念が「魂のないスローガン」と化す危険性。
  • ⚠️
    経営者の心理的負担:理念の策定プロセスは精神的に過酷な場合があり、コントロールを手放すことへの抵抗感が生まれることも。
  • ⚠️
    短期的な圧力との戦い:日々の資金繰りや業務に追われる中で、長期的な視点を持つ理念経営を維持することの難しさ。

未来への戦略的価値

  • 💡
    持続可能な競争優位性:信頼に基づく企業文化は他社に模倣困難。人材獲得競争が激化する時代に強力な武器となる。
  • 💡
    グローバルな潮流との合致:「人的資本経営」や「従業員エンゲージメント」「ESG経営」といった現代的な経営トレンドと本質的に一致する。
  • 💡
    レジリエンスの向上:共有された理念は、経済危機やパンデミックなどの不測の事態において組織を団結させ、困難を乗り越える力となる。

「人を生かす経営」は、単なる人事テクニックではありません。社員をコストではなく、未来を共創する「パートナー」として捉え直す、経営者の覚悟そのものです。本稿でご紹介した理念や事例が、皆様自身の会社を見つめ直し、社員一人ひとりの顔を思い浮かべながら、自社の「あるべき姿」を考える一助となれば幸いです。企業の本当の強さは、そこに働く「人」の中にこそ宿っています。

【図解でわかる】中小企業の人手不足を解消する「人を生かす経営」のポイント

人手不足が深刻化し、従業員の定着が経営の最重要課題となる現代。貴社では、従業員との間に確固たる信頼関係を築けていますか?

多くの中小企業が直面するこの課題に対し、半世紀近く前に提唱された経営哲学「労使見解」が、今改めて注目されています。これは、労使の対立を乗り越え、社員を「最も信頼できるパートナー」と位置づけることで、企業の持続的成長を目指す考え方です。

本記事では、その核心と実践がもたらす好循環をインフォグラフィックで分かりやすく解説します。「人を生かす経営」が、いかにして企業の未来を切り拓く力となるのか、ぜひご覧ください。

【インフォグラフィック】労使見解:信頼を築く経営革命

労使見解:信頼を築く経営革命

中小企業の未来を変える「人を生かす経営」の力

「労使見解」とは何か?

1975年、中小企業家同友会によって発表された「中小企業における労使関係の見解」。これは単なるルールではなく、労使間の対立を乗り越え、社員を「最も信頼できるパートナー」と位置づけることで、企業の持続的成長を目指す経営哲学です。

理念の核心:対立からパートナーシップへ

「労使見解」は、経営者と社員の関係を、力と力のぶつかり合いから、共通の目標に向かう対等なパートナーシップへと転換させます。その基盤となるのが「人間尊重」の思想です。

旧来の考え方

労使は「力関係」。対立や紛争を通じて要求を通す。

🤝

労使見解の考え方

人格として対等なパートナー。誠実な対話で問題を解決する。

理念は浸透しているか?

しかし、その基本文書である「労使見解」が、会員にすら十分に浸透していないという厳しい現実も存在します。

実践のための「4つの柱」

経営者の姿勢確立

経営の全責任を自覚し、事業発展への情熱を持つ。

経営指針の成文化

理念や計画を文書化し、全社で共有・実践する。

社員はパートナー

社員と共に育つ「共育」を重視し、成長に投資する。

外部環境改善への協力

業界や社会の問題に、労使で力を合わせて取り組む。

経営指針の力:理念を形にする羅針盤

労使見解を学ぶことは、経営者の行動を具体的に変えます。データをみると、「労使見解を読んだ」企業は、経営理念や計画を文書化している割合が著しく高いことが分かります。

「人を生かす経営」が生み出す好循環

① 経営指針の明確化

理念が浸透

② 人材の定着と成長

「共育」で社員が育つ

⑤ 魅力的な組織へ

企業価値が向上

③ 生産性の向上

主体性が業績を牽引

④ 成果の分配

賃金向上・再投資

現代の経営課題への処方箋:人手不足との戦い方

高い離職率がもたらすコスト vs 人材定着の投資対効果

項目 高離職コスト 人材定着効果
直接コスト 採用・研修費が繰り返し発生 採用・教育コストを抜本的に削減
生産性 ノウハウ喪失・チーム生産性低下 熟練社員が定着し生産性向上
顧客への影響 担当者交代で信頼・満足度低下 長期的な顧客関係を構築
企業ブランド 「人が辞める会社」の悪評 「大切にする会社」として魅力向上

離職者1人あたりの損失は

100万円以上

「人を大切にすること」は、中小企業がなしうる最もリターンの高い「投資」です。

結論:すべては経営者の覚悟から始まる

労使見解は魔法の杖ではありません。その実践は困難ですが、人手不足や事業承継など、現代の課題を乗り越えるための羅針盤となります。究極的に問われているのは、「社員が人生を賭けるに値する企業を築く」という、経営者自身の真摯な覚悟なのです。

インフォグラフィックでご覧いただいたように、「人を生かす経営」の好循環は、経営理念の浸透から始まり、社員の成長、生産性向上、そして企業価値の向上へと繋がっていきます。

しかし、その根幹にあるのは、小手先のテクニックではありません。「社員が自らの人生を賭けるに値する会社を築く」という、経営者自身の真摯な覚悟と、日々の実践に他なりません。

この機会に、改めて貴社の労使関係を見つめ直し、信頼に基づいたパートナーシップの構築を始めてみてはいかがでしょうか。

自分が何者か、実は伝えているようで伝わっていない!?〜記憶されるストーリーテリングの科学〜

こう見えてワタシ、恥ずかしがり屋の内弁慶で内向的できれば人と会わずにひっそりとしていたいそんなタイプです。ですが伝わってません。明るくて、外交的。お調子者の表記なやつ、まるでバブル時代のテレビ局のプロデューサー、そんな印象のようです。
とは言え、年齢も年齢でだいぶ落ち着いてきたので、そう印象付けられる機会も少なくなりました。
私自身、自己紹介の時は、自己開示や自分の物語ストーリーテリングを伝えるようにしています。
そうしないと、私が何者であるかが伝わらないのです。伝わってもそのごくわずか。そしてどんどん忘れ去られてしまいます。
今日はそんなテーマで「記憶される物語の科学」と題してインフォグラフィックでお伝えしたいと思います

まずはこちらをご覧ください

インフォグラフィック:記憶される物語の科学

記憶される物語の科学

あなたの話、相手はどれだけ覚えていますか? 自己開示が忘れられない体験になるための心理学的戦略。

意味のない情報の場合…

26%

1日後には、これだけしか記憶に残りません。これは、脳の「忘れる」という基本設定です。(エビングハウスの忘却曲線)

しかし、物語で語ると…

22

物語は、単なる事実や数字の羅列よりも、圧倒的に記憶に残りやすいことが分かっています。(スタンフォード大学の研究)

なぜ私たちは忘れるのか?

私たちの脳は、意味のない情報を効率的に廃棄するように設計されています。ドイツの心理学者エビングハウスが示した「忘却曲線」は、このプロセスを視覚化します。

では、どうすれば記憶に残るのか?

物語の力で、記憶保持率は劇的に向上する

話の種類を変えるだけで、相手の記憶に残る確率は大きく変わります。最も強力なのは、相手が「自分ごと」として捉えられる物語です。

記憶をハックする3つの心理的原則

❤️

感情の力

喜び、悲しみ、驚き。感情を揺さぶる話は、脳の扁桃体を活性化させ、記憶に「重要」というタグを付けます。感情の強さが記憶の強さになります。

🪞

自己参照効果

人は「自分に関係がある」と感じた情報を最も強く記憶します。相手が物語の中に自分自身の姿を映し出せるような話が、最強の記憶フックになります。

🤝

返報性の法則

あなたが心を開けば、相手も心を開きたくなります。自己開示は信頼の証であり、相互の開示を促し、共有された強固な記憶を築きます。

関係を深める開示の段階

親密さは一足飛びには生まれません。「社会浸透理論」が示すように、自己開示は徐々に深めていくのが鍵です。相手との関係性に合わせて、開示のレベルを調整しましょう。

レベル1:事実

職業、趣味、出身地など

レベル2:意見

好きな映画、仕事の価値観など

レベル3:感情

仕事の喜び、人間関係の悩みなど

レベル4:脆弱性

過去の失敗談、トラウマ、秘密など

あなたの物語は、単なる情報ではありません。それは、人と人とをつなぐ架け橋です。

データ出典: 心理学レポート「記憶される自己の心理学」

ここまで読んでいただいてどう感じましたでしょうか!?
自分のことを語るのなんて恥ずかしいと思うこと自体ばかばかしくなり、どうせごくわずかしか伝わらないのだったら、全力投球で自己開示してしまっても、恥ずかしくともなんともない。
そう感じ取れましたでしょうか!?
ぜひ明日からの自己紹介に役立ててみてください。

【広報と広告の違い】ご存知ですか?静岡の中小企業経営者が知るべきPR戦略の基本

中の人によると、7分くらいで読めるようです。

中小企業の経営者の皆さん、こんにちは! 株式会社集客デザイン研究所の増田です。

突然ですが、皆さんに質問です。 「会社の魅力の伝え方について、どうしていますか?」 こうお聞きすると、「Web広告を出している」「求人サイトに載せている」といったお答えをよくいただきます。もちろんそれも大切なマーケティング活動ですが、もしかしたら、それは「広報」ではなく「広告」かもしれません。

この「広報と広告の違い」を理解することが、中小企業の広報PR戦略の第一歩であり、会社の未来を大きく左右するのです。

「広告」は、お金で“買う”短期決戦

まず分かりやすい「広告」から。 これは、テレビCMやWeb広告のように、「広告費」を払ってメディアの“枠”を買い、自社が伝えたいメッセージをそのまま発信する手法です。

狙ったターゲットに、伝えたいタイミングで情報を届けられるのが強みですが、継続的なコストがかかること、そして受け手からは「宣伝だ」と少し距離を置かれてしまうのが、悩ましいところです。

「広報・PR」は、信頼を“築く”長期決戦

一方の「広報・PR」。 PRとは「パブリックリレーションズ」の略で、ひと言でいえば「社会やお客様と、良好な関係を築くための全てのコミュニケーション」を指します。

例えば、「プレスリリースを作成」してメディアに配信し、新聞やテレビにニュースとして取り上げてもらうのは、その代表例です。 ポイントは、メディアという“第三者”の客観的な視点を通して、自社の活動や想いが伝えられる点にあります。

広告と違って掲載費はかかりませんが、いつ、どのように取り上げられるかはコントロールできません。効果が出るまで時間もかかります。まさに、じっくりと関係性を育んでいく、長期戦の活動なのです。

私自身、長年続けている弓道で「正射必中(正しく射れば必ず中る)」という教えを大切にしているのですが、広報・PRもこれに似ています。小手先のテクニックではなく、社会に対して誠実に、自社の価値を正しい形で伝えようと努め続ければ、必ずその想いは届き、信頼という的を射抜くことができるのです。

公的機関も後押しする「中小企業の広報支援」

この「PRの力」は、もはや特別なものではありません。 近年、全国の商工会議所や自治体、よろず支援拠点といった公적機関が、中小企業向けの「プレスリリース作成セミナー」や「広報・PR相談会」を活発に開催しています。

これは、広告予算が潤沢ではない中小企業にとって、自社の魅力を社会に伝え、持続的に成長していく上で、広報・PRがいかに重要で、かつ有効な経営戦略であるか、という社会的な認識が広まっている証拠と言えるでしょう。

広報の監督は社長。プレイヤーを育ててみませんか?

「なるほど、重要性は分かった。でも、『広報担当がいない』し、そもそも『広報のやり方がわからない』…」 そのお気持ち、痛いほどよく分かります。

ここで私が申し上げたいのは、「社長が全ての実務をやるべきだ」ということではありません。 会社のビジョンや想いを最も深く理解しているのは、社長ご自身です。ですから、広報・PR戦略という船の進むべき方向を指し示す「監督・船長」の役割は、社長にしか務まりません。

そして、監督が描いた戦略を、日々のプレスリリースやSNS発信といった具体的な活動に落とし込み、ゴールを決めるのが「プレイヤー」です。貴社の中に、そんなプレイヤー、つまり「広報担当者を育成」していくのです。

優れたプレイヤーを育てるには、まず監督自身がゲームのルール(=広報・PRの本質)を深く理解し、チームに明確なビジョンを示す必要があります。まずは社長が広報の舵を取り、社内にプレイヤーが育つ土壌を作ることが第一歩です。

もし、その戦略の方向性について誰かと話してみたい、客観的な意見が欲しい。 そう感じた時は、ぜひ私たちにお声がけください。私たちは、静岡の中小企業の広報PR支援を行うパートナーです。皆さんの会社の価値を、共に考え、言語化します。

まずは情報交換、意見交換から。そんなスタンスでご連絡いただけると嬉しいです。

え、そんなことまで?!他社は『こんな日常』を発信しています

A panoramic view of a bustling city skyline, showcasing numerous tall buildings and a clear blue sky.

WPによると、5分くらいで読めるようです

昨日のつづきです。

情報発信と聞くと、何か特別な成果やイベントが必要だと構えてしまいませんか?しかし、多くの企業が発信しているのは、もっと身近で、もっと人間味あふれる「日常」です.

例えば、こんな情報発信が、企業のファンを増やしています。

  • 毎朝のユニークな朝礼 「弊社では毎朝、”昨日あった良いこと”を一人一人が発表する朝礼をしています」という発信。社内のポジティブな雰囲気が伝わり、「働きやすそうな会社」というイメージに繋がります。
  • 社長の趣味から生まれた部活動 「社長の趣味の釣りが高じて、会社公認の『釣り部』が発足!活動費も支給されます」という投稿。遊び心や、社員同士の風通しの良さを感じさせます。
  • お客様からいただいたリンゴ 「お客様から、差し入れで真っ赤なリンゴをいただきました!社員みんなで美味しくいただきます」という何気ない一コマ。お客様との良好な関係性が垣間見え、信頼感を醸成します。

「弊社の失敗談を、包み隠さずお話しします」という広報が、信頼を生む理由。

企業のウェブサイトには、成功事例やお客様の声といった「光」の部分ばかりが並びがちです。しかし、本当に人の心を掴むのは、時として「影」の部分、つまり「失敗談」です。

所謂しくじり先生的なコンテンツですが、自己開示することで読み手の心をぐっと掴んで離しません😊

「過去にこんな大失敗をしましたが、その経験から〇〇という教訓を得て、今の仕組みができました」。

このように、失敗の事実と、そこから何を学び、どう乗り越えたのかを誠実に語る姿勢は、「この会社は正直だ」「人間味がある」という強い信頼に繋がります。完璧な企業など存在しません。求職者は、失敗しない会社ではなく、失敗から学べる会社、そしてそれをオープンにできる誠実な会社で働きたいのです。

もちろん、何でも話せば良いわけではありません。しかし、自社の弱みや過去の失敗を、学びのストーリーとして語れる会社は、圧倒的に強い。成功談で惹きつけるのではなく、失敗談で信頼を勝ち取る。そんな広報戦略はいかがでしょうか。

いかがでしょうか。どれも「すごいこと」ではありません。しかし、その会社のカルチャーや人柄が伝わる、温かい情報です。ネタのハードルをぐっと下げて、貴社の「日常」を切り取ってみることから始めてみませんか。
先ずは真似てみることから。そこに皆さんの企業の色や特長を乗せると、オリジナルコンテンツになり、広報活動、ひいてはブランディング活動につながります。

「うちには何もない」は、宝の山に気づいていないだけかもしれません。

WPによると、7分くらいで読めるようです

昨日のつづきです。

「広報が大事なのはわかる。でも、うちには発信するような特別なネタなんて何もないよ」。これは、私たちが最もよく耳にする言葉の一つです。しかし、断言します。それは大きな誤解です。

多くの経営者様は、革新的な技術や、誰もが羨む福利厚生といった「すごいこと」がなければ、情報発信する価値がないと思い込んでいます。しかし、本当にそうでしょうか。

貴社が長年こだわり続けている品質管理。お客様からいただいた「ありがとう」の一言。新入社員が感じる、社内のちょっと面白い習慣。毎日当たり前のように繰り返されるその光景こそ、社外の人にとっては新鮮で、魅力的な「宝の山」なのです。

脚本家の宮藤官九郎が、「東北に行くと、“うちには何にもないんですよね。冬は雪降るし、芋煮くらいしかなくて”と地元の人は言うけど、地元の当たり前、これこそが良さなんですよね!」とラジオで話していたのをよく思い出します。

「当たり前」すぎて、その価値に気づいていないだけかもしれません。広報の第一歩は、すごいネタを探すことではなく、自分たちの足元にある「当たり前の価値」を再発見することから始まります。

まずは一度、色眼鏡を外して自社を眺めてみてください。そこに、まだ誰も気づいていない広報のタネ(ネタ)が、きっと眠っています。

ネタ切れ知らず!広報担当者のための『社内探検』完全ガイド

では、その広報のタネとなる、「さて、今月は何を発信しよう…」。広報担当者にとって、ネタ探しは永遠の課題です。
そんな時は、社内を「探検」してみるのが一番の近道。オフィスは、お宝(=ネタ)で溢れています。

勝手に提案1:『社長室』を探検する まずは、社長に創業時の想いや一番の失敗談を聞いてみましょう。企業の原点や人柄が伝わるストーリーは、共感を呼ぶ最高のコンテンツになります。

勝手に提案2:『ベテラン社員』の席を探検する 会社の歴史を最も知るベテラン社員は「生き字引」です。「昔はこんなルールがあってね…」といった昔話や、会社の変遷は、企業の奥行きを感じさせます。

勝手に提案3:『新入社員』の席を探検する 外の常識を知る新入社員の「これって普通じゃないんですね!」という驚きは、社内では当たり前になっている魅力的な文化を教えてくれます。

勝手に提案4:『お客様の声』のファイルを探検する お客様からの感謝の言葉や、時には厳しいご意見も、自社の強みや社会との関わり方を伝える貴重な一次情報です。

4つの勝手に提案を見て、どう感じましたか?プライバシーが〜コンプラが〜と“できない理由”を思い起こしたら、もう大成功です。“できない理由”を“できる理由”に変換するアイデアを実行に移しましょう。どうすればできるようになるか。上長に相談?部署を横断して相談?社長に直談判?アクションの広がりに制限はありません!

探検すれば、ネタは無限に見つかります。さあ、今日はどこを探検しますか? 書いていて広がってきたので、もう少しつづけましょうか
明日に続きます。

求人広告費、ムダにしていませんか?人が集まる会社が使う”もう一つ”の武器

WPによると、8分くらいで読めるようです

広告宣伝と広報活動をごっちゃに考えてませんか!?

高い費用をかけて求人広告を出しても、期待した人材からの応募がない…。そんなお悩みはありませんか。その原因は、広告に頼りすぎていることにあるのかもしれません。

広告は、いわば「お金で買う注目」です。短期間で多くの人の目に触れる力はありますが、「宣伝」と認識された瞬間に、そのメッセージは読み飛ばされがちです。

話がそれてしまいますが、何年か前にグルメ評価サイトで広告契約を止めたら、4.5あった評価が3になっていた。そんなニュースが話題になりましたね。これは広告宣伝のわかりやすい例だと思います。

一方、人が自然と集まる企業が活用しているのが「広報」という武器。これは「信頼で得る共感」です。自社の想いや社員の活動、社会との関わりといった情報を継続的に発信することで、「この会社はなんだか面白そうだ」「価値観が合いそうだ」という共感を育みます。

この共感が、企業の”ファン”を生み出します。ファンは、求人情報が公開された時にすぐさま応募してくれるだけでなく、知人や友人に「良い会社だよ」と伝えてくれる存在にもなります。 広告費を増やす前に、一度立ち止まってみてください。貴社の魅力を伝え、未来のファンを育てる「広報」という武器を、あなたは正しく使えていますか?

なぜ、あの会社には自然と人が集まるのか?隣の芝生が青い本当の理由

同業種のA社には、いつも楽しそうに働く社員がいて、採用にも困っていないように見える。それにひきかえ、うちは…。そんな風に、隣の芝生が青く見えた経験はありませんか?

もしかしたらそのA社は、あなたが知らない場所で、自社の魅力を伝える努力をしているのかもしれません。そしてそれは、きらびやかな広告ではないでしょう。

例えば、社内イベントの様子をSNSに投稿したり、ある社員の仕事へのこだわりをブログで紹介したり。一見、売上には直結しないような、ささやかな情報発信。
それこそが、企業の「体温」や「人柄」を伝える広報活動です。

付け加えると、企業の色やキャラクターも最近はどこも同じような手法や見せ方をしがちで、埋没しつつあります。
むしろ、自社で働いている個人の「体温」や「人柄」伝え、ファンになってもらうことをオススメします。
何が起きるかというと、“SNSやブログで面白さや思いを伝えている、そんなBさんが勤めているC社はどんな会社なのだろう?”と興味関心を持ってもらうことにつながります。

求職者は、給与や待遇といった「条件」と同じくらい、その会社で働く「人」や「雰囲気」を見ています。A社に人が集まるのは、広告では伝わらない「楽しそうな雰囲気」が、日々の広報活動を通じて自然と伝わっているからなのです。
では我が社にそんなこと出来るのか!?ネタやリソースはあるのか!?に必ずぶつかります。

この続きは明日、お伝えします。

PS. 自社で働いている個人の「体温」や「人柄」伝え、ファン化している事例として、横浜の書店「有隣堂しか知らない世界」を紹介しておきます。本や文具が好きな私もすっかりファンに😊必ずしも成功するとは限らなかった、そのストーリーも参考にしていただきたい逸品です。

有隣堂しか知らない世界 https://www.yurindo.co.jp/youtube-yuseka/

Youtube https://www.youtube.com/channel/UCmKlo3BXt60nzgk2r_JgvwQ

【CMD2022本編】地方書店の企業公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」の世界 ~登録者数19万人チャンネルの”ファンづくり”の裏側~【渡邉 郁氏】
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