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その採用、学生に本当に響いてる?「就活ホンネ会議」で見えたリアルな声| 就活ホンネ会議vol.2

【イベントレポート】その採用、学生に本当に響いてる?「就活ホンネ会議」で見えたリアルな声| 就活ホンネ会議vol.2

【イベントレポート】その採用、学生に本当に響いてる?「就活ホンネ会議」で見えたリアルな声

こんにちは、集客デザイン研究所の増田です。

「学生のためを思って、手厚い制度をたくさん用意したのに、なぜか応募が集まらない…」
「うちの会社の魅力って、どうすれば今の学生に伝わるんだろう?」

そんな悩みを抱える経営者や人事担当者の皆さんと話していると、熱意と現実の間に横たわる、深くて静かな溝のようなものを感じることがよくあります。

企業が伝えたい「魅力」と、学生が知りたい「リアル」。このギャップを埋めるために、僕たちが主催するイベントが「就活ホンネ会議」です。先日、その第2回目を開催しました。

なぜ、企業と学生の“対話”が必要なのか?

今回のメイントピックは、学生の就職活動のプロセスを可視化する「就活ジャーニーマップ」の作成。学生がどんな情報に触れ、何を感じ、どう行動するのか。その一つ一つのステップを、企業と学生が一緒になって掘り下げていきました。

採用活動って、どうしても企業側からの一方的な情報発信になりがちですよね。でも、本当に大切なのは学生が冒険(就活)のどの地点で、どんな地図(情報)を求めているかを理解すること。それ抜きに、いくら立派な船(制度や福利厚生)を用意しても、学生の冒険の旅には響かないのかもしれません。

学生のホンネから学ぶ、採用サイト改善3つのポイント

イベントでの対話から見えてきた、学生たちの切実な声。それは、多くの企業が見落としがちな、しかし非常に重要なポイントでした。明日からでも実践できる3つのヒントとしてご紹介します。

ポイント1:制度よりも「人」と「雰囲気」が伝わるか?

「どんなに良い制度が書いてあっても、実際に働いている人の顔が見えないと不安になる」

「デザインが古いサイトだと、会社の活気も古いのかな…と思ってしまう」

学生が求めているのは、無機質な情報の羅列ではありません。「この人たちと一緒に働いたら、どんな毎日が待っているんだろう?」というワクワク感。写真や動画で社内の空気感を伝えたり、社員の”声”を載せたりする工夫が、企業の第一印象を大きく左右します。

ポイント2:情報は「見つけやすく」「わかりやすく」

「インターンの情報がどこにあるか分からなくて、応募を諦めたことがある」

「知りたい情報にすぐたどり着けるサイトは、それだけで学生への配慮を感じる

情報の見やすさは、企業の「おもてなし」の心そのもの。採用サイトが複雑で分かりにくいだけで、「この会社はコミュニケーションが取りづらいのかも」という印象を与えかねません。情報を整理し、学生が迷わない導線設計を意識することが重要です。

ポイント3:「直接の対話」こそが信頼をつくる

「フラットな雰囲気で企業の担当者と話せて、一気にファンになった」

「説明会だけでは分からない、企業の“本音”が聞けたのが一番の収穫だった」

結局のところ、最後の決め手は「人」。どんなに素晴らしいウェブサイトを作っても、直接対話する機会には敵いません。今回のイベントでも、意見交換後の交流タイムで一気に学生と企業の距離が縮まる様子が見られました。企業の魅力は、オンラインの情報だけでなく、オフラインでの熱量ある対話でこそ、深く伝わるのです。

対話から生まれる、本質的な採用活動へ

参加してくださった企業の方からは、「学生の意見は率直で刺さる内容が多かった」「自分たちの“当たり前”が、学生にとっては当たり前ではないことに気づかされた」といった感想をいただきました。

採用活動は、企業が学生を選ぶだけの場ではありません。学生に選ばれ、そして入社後も「この会社で良かった」と思ってもらうための、継続的なコミュニケーション活動です。

もし、あなたの会社の採用活動が少しでも踊り場に来ていると感じたら、一度立ち止まって、学生たちの「ホンネ」に耳を傾けてみませんか?きっとそこに、次の一歩への大きなヒントが隠されているはずです。